紹介予定派遣とは？ 就きたいお仕事に就くための自己PRとは？

1.紹介予定派遣とは？
紹介予定派遣とは、正社員（契約社員）など派遣先の直接雇用になることを前提に、最長で半年間、派遣として雇用契約を締結する働き方のことです。まず、派遣会社に派遣の登録をします。その後、派遣会社が紹介をしてくれる企業の選考を受け、採用となればお仕事が開始します。最長で半年の就業後、改めて企業と確認、双方の合意で派遣先の直接雇用として採用されるという働き方です。

2.紹介予定派遣のメリットとは？
紹介予定派遣の主なメリットは、以下のとおりです。

・働く人と企業のミスマッチが少なくてすむ可能性があります。

・直接雇用として採用される前に、就業先の社風や仕事の詳細を知ることができます。

・派遣会社からの紹介を通じて、大手企業や有名企業に就労できる可能性があります。

・就業中のほか、直接雇用での採用時における企業との交渉も派遣会社がしてくれます。

3.通常の派遣と違う点は？
あらかじめ知っておきたいのは、通常の派遣就業との違いです。以下の点を確認しておきましょう。

・登録型の派遣と異なり、就業前に面接等の選考がある場合がほとんどです。

・採用時、実務スキルと合わせて人柄も評価される場合が多々あります。

・登録型派遣は、派遣契約の終了とともに、その派遣先企業でのお仕事に区切りがつきます。紹介予定派遣は派遣契約期間終了後、派遣先の直接雇用として働くことが前提です。その意識をもって就業しましょう。

自己PRとは、仕事における自身の強みを、その業務をする際にどのように活かせるかを伝えることです。紹介予定派遣では、最初の面接での自己PRも注目される傾向があります。選考の結果にも影響するので、十分に注意しましょう。
直接雇用であなたを採用したいと思っている企業は真剣に、できるだけ多くの側面を知ってから、採用したいと考えています。その期待に、ぜひとも応えることができるように、自己PRはしっかりと準備し伝えられるようにしておきましょう。

自己PRは、わかりやすく、好感度高く伝えることが求められます。そのためのコツをご紹介します。

1.筋道立てて表現する
筋道を立ててわかりやすく伝えましょう。「結論」→「背景・理由」→「具体例・実績」→「価値観」→「ビジョン」の流れで伝えると、共感を得やすいでしょう。

●結論
一つに絞って、あなたの仕事上の強みを表現しましょう。資格やスキルではなく、仕事で役立つ特性や資質、を伝えます。
●背景・理由
結論で述べている強みは、いつ、どんな状況で、身につけたのかを説明しましょう。
●具体例・実績
強みを発揮してきた実話や実績を伝えましょう。特にPRしたい部分は、質や量などの実数等、具体的事実を入れて伝えると、高い評価を得やすくなります。
●価値観
具体例や実績を通じて、どのような考えをもっているのかを伝えましょう。あなたの価値観が、企業の経営理念や職場の方針に近ければ、受け入れられやすくなります。
●ビジョン
最後に、どのように社会や企業へ貢献していきたいのか、仕事への想いを語りましょう。お仕事に継続的に取り組む意思が伝わる表現が望ましいです。

2.好感度の高い表現を使う
自己PRは、明るく、肯定的で積極的に、そして、好感度の高い表現で伝えるようにしましょう。人柄が伝わるので、言葉選びは慎重におこなうと良いでしょう。

自己PRは、主に以下の3点をチェックされているということを念頭に置いておきましょう。

・自己PRの内容（わかりやすいか・筋道が通っているか・納得感があるか）

・印象（表情・態度・声の出し方・言葉づかい・身だしなみ等）

・熱意（本気か・誠実か）

わかりやすい内容と熱意をもって自己PRすることで、高い評価を得ることができます。

いかがでしたか。今回は、紹介予定派遣の解説に合わせて、事前面接での自己PRについても、その重要性と表現のコツをご紹介しました。紹介予定派遣は社員になりたい方にとって、慎重かつ確実な働き方のひとつとなり得ます。もし、あなたが自己PRの作成に悩む場合は、派遣会社に頼ってみてはいかがでしょうか。この制度を使って理想のキャリアへと、あなたも一歩、踏み出してみませんか。