派遣から正社員になるキャリアステップ

正社員と派遣社員を比べたときの派遣社員のメリットをあげてみましょう。

①有名人気企業で働ける可能性が高い
②正社員に比べ、未経験でも就業の機会を得られやすい
③働く時間や勤務地を選びやすい
④サポート業務も多く、精神的疲労が少なくて済む

派遣で働く場合、勤務時間や勤務地、休暇取得など、正社員に比べて比較的自由に選べる場合が多く、早出残業や休日出勤も少なくて済むでしょう。長期の旅行計画も立てやすくなります。
また、担当する仕事の責任は負うものの、部署目標達成の責任や採算などの責任を負うことはほとんどないため、比較的に仕事のことで悩むリスクが少なくなります。

派遣社員のデメリットは、

①正社員に比べて、長期的な就業の保証が得られにくいこと
②正社員に比べて、給与水準が低い場合があること

正社員のメリットは、

①雇用の継続が比較的確保されていること
②キャリア形成のしやすい環境が整っているケースが多いこと
③給与水準が高い傾向があること

その他、会社人事制度含め長期的なキャリア形成を考えやすいというのは、正社員であるメリットかもしれません。

反対に、正社員のデメリットとしては

①会社の都合で転居を伴う異動や転勤があること
②昇進・昇格のためには、仕事の成果を上げ続けたり、社内の人間関係で精神的ストレスを抱える場合もあること

正社員の場合、会社の都合で他の部署へ異動することがあるため、自分の希望している専門性やキャリア形成が妨げられる可能性もあります。また、勤務地の変更により単身赴任を余儀なくされることもあります。こうした面は、正社員のデメリットと考えられます。

派遣社員に向いている人は、さまざまな職場や職種の経験を積みたい人やプライベートの時間を尊重する人です。正社員で入社するのに比べて、企業の選択肢も多いので、「新しい環境に飛び込みたい」「もっとキャリアの幅を広げたい」という人にとって、派遣社員は選択肢の一つになると思います。また、正社員に比べて時間的拘束や責務が少ない場合が多いので、習い事や旅行を中心に働きたいと考える人にとっても、派遣社員が向いていると思います。
一方正社員に向いている人は、自由な働き方よりも、会社や組織のなかで中長期的に成果を残していきたい意識が強い人と考えられます。

派遣から正社員にステップアップすることは可能です。
正社員や契約社員への転換を前提に、最長6ヶ月派遣社員として働き、派遣先企業と合意できた場合、直接雇用となる「紹介予定派遣」という制度があります。
派遣社員として就労後に直接雇用となるため、入社後の業務のミスマッチが起きにくいのがメリットです。企業側としても、求職者の勤務態度やコミュニケーション能力、業務遂行力、協調性、志向性、性格などを把握できるメリットがあります。

派遣社員として働く場合でも、新しい働き方があります。
そのうちの一つ「無期雇用派遣」とは、同じ派遣会社との契約が更新され、2013年4月1日以降に開始した雇用契約期間が通算5年を超えたとき、派遣社員が希望すれば、期間の定めのない労働契約に転換することができるというものです。この転換をし、派遣社員として就業することを「無期雇用派遣」といいます。
「無期雇用派遣」では、派遣会社との雇用契約期間の定めがないため、同じ派遣先企業で3年以上働くことができ、仮に派遣先と派遣会社との契約が終了しても働く人と派遣会社との雇用契約は継続しているため、次の派遣先企業が見つかるまでの期間には一定の補償制度があり、比較的安定して次の仕事を探すことが可能です。
スタッフサービスではオフィスワーク経験のない若年層の方々への就職支援として「ミラエール」という無期雇用の常用型派遣サービスを展開しています。「ミラエール」では数多くの派遣先が用意されているため、働く人の適性や希望に沿った派遣先企業で勤務することが可能です。また、オフィス勤務でのスキルアップを図るために、さまざまな教育制度が用意されており、ビジネスマナー研修やPCスキルアップ研修、さらには語学研修や資格取得研修なども用意されています。雇用を継続させ、なおかつ同時にスキルアップも図れる、一石二鳥の制度だと言えます。
そのほかにも、「専門スキルを活かしたい」「未経験からチャレンジしたい」「安定した雇用で働きたい」という人向けにスタッフサービスグループでは、介護・看護職、エンジニア職での常用型派遣社員を募集しています。

ミラエールはこちら
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働き方を変えるのには、正社員を目指す、派遣社員として新たな働き方をするなど、働き方を変えるのには、さまざまな方法があります。ご自身のキャリアや理想像と向き合い選択してみましょう。