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リーダーシップとは?リーダーシップを身につけるコツも紹介

リーダーシップとは?リーダーシップを身につけるコツも紹介

ビジネスにおいて、部署内やプロジェクトの管理など、人をまとめて率いていく“リーダー”は不可欠な存在です。リーダーシップの有無でリーダーの良し悪しを判断することもありますが、その具体的な意味や習得方法まで知っている人は少ないのではないでしょうか。今回は、リーダーシップの概要と求められるリーダー像、そしてリーダーシップを身につけるためのコツをご紹介します。

リーダーシップってどういう意味?

リーダーシップとは、組織をまとめる能力のことです。チームの指揮官として方向性を決めて、ビジョンを明確にし、メンバーに伝達していきながら組織の活動やプロジェクトをどう進めるかの舵取りをする役割を担います。チームによっては、リーダー以外の人がリーダーシップをとる場合もあります。

リーダーシップとマネジメントは違う

同じ「目標達成」というゴールであったとしても、リーダーシップとマネジメントでは意味が異なります。マネジメントは主に上司から部下への管理調整能力として使われることに対して、リーダーシップは上司部下に関わらず、組織の活動やプロジェクトを引っ張っていくスキルの場合に使われます。リーダーシップとマネジメントは、似て非なるものといえるでしょう。

リーダーシップを身につけるためには?

リーダーシップを身につけるにはいくつかのコツがありますが、ここでは例として5つを挙げていきます。

1.自分の信念を持つ
「〇〇を大事にする」「▲▲の約束は絶対に守る」という信念をいくつか持っておくと、リーダーシップを発揮しやすくなります。

2.行動力を身につける
例えば、チームのメンバーが消極的になっているときは、リーダー自身が行動している場面をメンバーの前で見せると、その動きを見習って動きはじめる場合があります。その結果、チーム全体の動きが活発になり成果を生みやすい状況になるのです。

3.コミュニケーションスキルの向上
チーム内でリーダーシップを発揮する場合、コミュニケーションスキルは必要不可欠です。「メンバーのことを考えずに行動している」「ほかのメンバーの意見を聞き入れない」ような人は要注意です。メンバーの気持ちを汲み取りながら、意思疎通する力を身に着けることで、チーム内のコミュニケーションはより円滑になります。

4.決断力を身につける
リーダーには決断力も求められます。優柔不断な状況でリーダーシップをとっていると、メンバーが不安に感じるおそれがあります。理由を明確にして決める習慣を身につけると、自分の気持ち・想いをもとに物事を決断する能力が身について、決断力の向上につながります。

5.リーダーシップの使い分け方を覚える
リーダーシップをとる方法は複数あります。状況別に、どういったケースでリーダーシップをとればよいか考えるのも効果的です。いくら世間的に認知されている方法を使っても、相手にとって最適でなれば効果は最大限発揮されません。

リーダーシップには、複数の理論・種類がある

これまで、リーダーシップを身につけるためのコツを5つ紹介しましたが、次に、リーダーシップをとる際のパターンを5つ紹介します。

1.コーチとして接する
リーダーがコーチの役割を担いながら、リーダーシップを発揮するパターンです。メンバーの性格や精神的状況・目標を考慮して進むべき方向性を示し、それに沿ってメンバーを指導します。メンバーに信頼してもらえるように、「傾聴」や「承認」などのコーチングスキルも備えると、更に効果が高まるかもしれません。

2.メンバーとの関係性を大事にする
メンバーとの関係性を築きながら、リーダーシップをとるパターンです。関係性が維持できている間はチーム内の雰囲気は良好ですが、問題が起こり、信頼関係が崩れるとリーダーシップを発揮しづらくなるかもしれません。

3.多くの人の意見を受け入れる
各メンバーが発言する提案などを受け入れながら、リーダーシップをとるパターンです。いろいろな人からの意見を聞くため、誰も思いつかなかったアイデアにめぐりあえる可能性があります。一方でいろいろな意見が出すぎて、意見をまとまらなくなる場合もあります。

4.リーダーが見本を示す
見本を示しながらリーダーシップをとるパターンです。例えば、メンバーに営業成績を上げてほしいときに、一緒に営業先に同行させて契約獲得の場面を目の前で見せるイメージです。

5.リーダーがすべての決定権を握り、命令だけする
メンバーにリーダーが指示をしてリーダーシップをとるパターンで、権力を行使して行動するときに活用できます。指示にしたがってすぐに動いてもらわなければならないため、災害など緊急事態時に効果を発揮します。ただし、毎回このパターンでリーダーシップをとろうとすると、メンバーが離れる恐れがあるため気をつけましょう。

まとめ

コツをつかめばリーダーシップを身につけることも可能です。ただし、チームメンバーやチームの特色・チームの進むべき目標によって、リーダーシップのとり方は異なります。各メンバーやチームカラーに合わせたリーダーシップを発揮して、業務の改善化を図りましょう。