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モチベーションアップが重要な理由とは?企業への影響も紹介!

モチベーションアップが重要な理由とは?企業への影響も紹介!

モチベーションを上げる。モチベーションを維持する。
このように、ビジネスの場でもよく使用される「モチベーション」という言葉。よく、単純な「やる気」と混同されがちですが、モチベーションには「動機づけ」の意味合いがあります。今回は、モチベーションが企業に与える影響と、効果的なモチベーションアップの方法をご紹介していきます。

モチベーション次第で企業は大きく変わる

モチベーションとは、行動を起こすときに必要な原動力。物事に対する熱意や関心が、モチベーションの高さに比例し、そのまま行動につながることも少なくありません。たとえば、従業員のモチベーション次第で、企業は大きく変化します。では、具体的にどのような影響があるのか見ていきましょう。

モチベーションが高い場合の影響
・意欲的に仕事に取り組めるため、成果が上がる
・仕事をよりよくしようと、自然と改善意欲も湧いてくる
・サービスの品質向上やイノベーションの創出につながる
・声のトーンや言葉選び、仕草や表情などにも影響し、職場の雰囲気が良くなる

モチベーションが低い場合の影響
・目の前の仕事がただの「作業」に感じてしまう
・アイデアもなく、ミスも多く、生産性が下がっていく悪循環へ
・ネガティブな発言が多くなり、職場の雰囲気を悪くする
・仕事を前向きに捉えることができず、さらにモチベーションも低下
・面白みも少なくなり離職につながることも

モチベーションアップの参考となる理論

ここまでは、モチベーションの重要さをご紹介してきました。では、重要なモチベーションを高めるにはどうすればいいのでしょうか。まず、モチベーションを語る上で欠かせない、マズローの欲求5段階説という理論を解説していきます。

モチベーションアップの参考となる理論

人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、最低限の食や住環境・安全などの低次欲求が満たされると、他者に認められることや自分のやりたいことを追い求める、高次欲求に向かうと考えられています。自己実現欲求や承認欲求など、より高次の欲求を意識した制度や取り組みが、働くモチベーションをアップさせるヒントです。

モチベーションアップのために企業ができることは

それではここからは、モチベーションをアップさせるために、どんなことができるのかをご紹介していきます。従業員それぞれでできることから、企業全体でのアクションまでありますので、自社でできることから取り入れてみてはどうでしょうか。

個人レベルで行うモチベーションアップの方法

その日のゴールを明確にする
目標を持つ人と持たない人では、ゴールまでのパフォーマンスが異なってきます。就業前にその日のゴールを明確にし、それを常に意識しながら仕事に取り組むことで、モチベーションアップが期待できます。

モチベーションが上がらないときは上を見る
人間の感情は身体の動きからも影響を受けるというのは、学術的にも証明されています。視線を上に向けると、後ろ向きな事を考えづらくなると言われており、「モチベーションが上がらないときは上を見る」という癖をつけるだけで、前向きに仕事に取り組むことができます。

組織レベルで行うモチベーションアップの方法

定期的に面談をする
上司による定期的な面談は、目標や成果を明確にするという点でとても大切です。面談では目標設定を振り返るだけでなく、目標に対して個人がどんな成果・働きを見せたのか。プロセスごとに適切な評価を行い、成功体験を積み重ねてもらうようにしましょう。

キャリアについて考える機会を提供する
理想や将来像を描きやすいよう支援していくことで、いまの自分の仕事ぶりを異なる視点から振り返ってもらう機会をつくることも重要です。将来から逆算して、いまの業務がどの立ち位置にあるかを知ることで、目の前の業務に対するモチベーションアップのきっかけになります。

成果を可視化し、評価する
頑張ったことが評価される、目に見えたと実感したときにモチベーションはアップします。個人、チームでの成果を見える化、具体的な数値での評価・表彰を心がけましょう。

チーム全体でのモチベーションを意識する
個人のモチベーションは、周りにいる人やチームの雰囲気からも影響を受けます。周りにモチベーションの高い人がいれば、影響を受けモチベーションが高まりますし、その逆も然りです。モチベーションの高い人が集まる場所では積極的なチャレンジが生まれますし、仮に誰かが失敗しても、支え合う空気が醸成されます。

組織や企業としての使命・ビジョンを明確にする
使命やビジョンを明確にすることは、仕事を目の前の作業ととらえるのではなく、組織がどこへ向かうためのどんな仕事であるのかを理解することに有効です。社会に対してどんな貢献をするのか、どんなことを達成するのかを示すことが大切。使命・ビジョンに共感できるよう、個々人が貢献することに意義を見いだせるようになることが期待できます。

まとめ

モチベーションアップは、個人・組織でのより高い成果につながるだけでなく、離職も防ぐなど、短期的・長期的双方の視点から重視すべき取り組みです。そのためには、従業員が高いモチベーションで仕事に取り組めるようにマネジメントしていくことが重要です。